車にイノシシを積む・・・

イノシシ車載

いつかその日はやってくる。
必ず・・・・・

運搬の有無。

単独狩猟で仕留めた場合、そのイノシシは自分で運搬しなくてはならない。
巻狩りで仕留めた場合、人数にもよるが、みんなで何とかするはず。
誰かしら軽トラで来るからほぼ心配はいらないだろう。
有害駆除的なもので仕留めた場合は、応援を呼べる大きさなのか、一人で何とかしなければならない大きさなのかで決まってくる。
応援を呼べる場合は軽トラ持ちに要請ができれば解決。
さて問題は自分で何とかしなければならない場合だが・・・

車載かフィールドドレッシングか。

単独で出猟する場合、ある程度は沢なんかの水場を調べていくし、罠で獲るにしても近くに水場があるのが望ましい。
しかし、必ず近くに水場があるわけではないしあまりにも大きな獲物の場合は水場まで引きずるのが難しい事もある。
そこで迫られる選択は「車に積んで水場(解体場)へ向かう」のが一つ。
もう一つは「その場で解体する」これがフィールドドレッシング。
さぁ、どちらにしようか・・・・

車載の場合

狩猟を始めたばかりで軽トラを所持しているとも思えないので、ここでは普通車に乗っている前提でお話を。
私はミニバン1台で通勤から狩猟まで何とかしなくてはならない。
ミニバン
セダンやクーペよりはいくらか積載量は多いが、イノシシを1頭積むのにそれほど違いはない。
そう、「密閉空間に野生動物を積む」という部分では。
まずはトランクに積む作戦。トランクにイノシシ
片付ければ広い。
段ボールを敷いて厚手のブルーシートを敷いて、新聞紙を敷いて積んでいた時期もあった。
いわゆる「トロ船」というモルタルを練る大きな容器の時期もあった。
両方のスライドドアを開けて、ロープで引っ張る「2列目作戦」は大きな獲物に有効だ。
イノシシ2列目作戦どちらの作戦もできれば使いたくない。
なぜなら「車がイノシシ臭くなるし、ダニが車中に這い出る恐れがあるし、血が流れて・・・」とデメリットがすごいから。
できれば積みたくないのはみんな同じだと思うw

現地で解体の場合

獲物がでかいくて車まで運べないとか、ダニがものすごいとか、水場が遠くて洗浄ができないとか。
そういった場合は現地で解体=フィールドドレッシングを行おう。
この場合、洗浄せずに肉にナイフを入れるため「肉に泥や砂の付いたナイフが触れる(巻き込む)」ことになってしまう可能性が高い。
つまり「毛に付着した砂や泥などの異物が、洗浄後に解体した時に比べ格段に多く可食部に付いてしまう」
私は美味しい肉にするのにちょっとためらってしまう。
それと、残滓を埋めるのが大変。
皮も内臓も頭もすべて持ち帰るか、埋めるかしなくてはならない。
可食部だけクーラーBOXで持ち帰ろうとすると、残りはすべて埋設。
獲物が大きいとかなりの穴を掘らなくてはならない。
かなりの労力が必要になる。
また、持ち帰って地元のゴミの日に出すとなると、結局1頭丸々持ち帰ることになる。
バラバラだから持つところもなく、袋に小分けして車まで何往復かしなくてはならない。
その袋も丈夫な0.05mm以上の厚手の物が求められ、結構高価だ。
厚手のビニール袋
面倒でも絶対に残滓を放置しないで欲しい。
真面目にやってる他の猟師の迷惑になるのだから・・・・

結論

軽トラを所持できる余裕があるのなら軽トラを買おうw
私は軽トラは買えなくて、フィールドドレッシングは嫌なので「臭いとダニ」に気を使いつつ車載を選んだ。
私の車に乗るときは匂いがついても良い服装で、肌を露出しないで乗ってねw

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