努力義務

銃砲刀剣類所持等取締砲

銃を所持しているとちょいちょい「努力義務」がでてくる

~するよう努めなければならない

努力義務」とは「~するよう努めなければならない」と条文に出てくるアレの事。よく言われるは下記のやつね。

  • 射撃技能の維持向上
  • 猟期前の射撃練習
  • 同じ建物内に銃とその銃に適合する弾を保管しない

射撃技能の維持向上

他にもあるのかもしれないが、よく聞くのはこの三つじゃないかな?
一つめの「 射撃技能の維持向上 」 これは「日ごろから射撃場で練習して、銃を体の一部にせよ」ってくらいの解釈で良いかと。射撃場でマナーを守って自分の銃の取扱いを完璧にしておきましょうって事。で、これ「どんだけ射撃場に行けばいいのよ?」ってことになるんだけど、「月イチ」。月イチで行ってれば大丈夫(なはず)。これを簡単にかつ、楽しくクリアできるのが「射撃大会に参加」すること。所属する猟友会の支部大会があれば参加し、射撃場の大会があれば参加する。
仙台地区の大会もあるし、県猟友会の大会もある。村田射撃場の大会もあれば、仙台綜合射撃場ではほぼ毎月大会を行っている。
最初は一人でコソコソ射撃場に行っていた私も銃を買って三か月くらいすると、仙台綜合射撃場の大会にエントリー。ド素人だということを伝えると参加者の皆さんも射撃場の人たちも親切丁寧にマナーやルールを教えてくれる。待ち時間が長いので他の支部に所属する人たちと出会うこともできる。これが一番大きな副産物かな。
貧困な私には参加費がアレなだけで、ほぼメリットしかない。臆せず参加してみることをお勧めする。

猟期前の射撃練習

猟期前の射撃練習は「猟に行く前に、猟で使用する銃を使って練習に行け!」って話。
出猟する1~2週間前に「猟で使用するであろう全ての銃」で練習する必要がある。この努力義務のおかげで10月半ばくらいから射撃場が非常に混み合う。私は10月に行われるどこかしらの大会に出ることでこの努力義務をクリアすることにしている。1~2週間前が絶対条件ではないようなのだが、これで銃検査のときになにか指摘を受けるようなことはなかった。
ただ、空気銃の努力義務が面倒。面倒というか、遠い。まともにスコープを合わせようとすると「いわき総合射撃場」まで3時間近くかけて行かなくてはならない。とにかく遠いw

同じ建物内に銃とその銃に適合する弾を保管しない

これは「なるべく必要最低限の弾を買って、使い切って帰れ」ってことなんだと思う。同じ敷地に家を2軒も建てられないし、建てようとも思わない。なによりお金がないw
盗難に入られたときに銃と弾を一緒に盗まれてぶっ放されてしまうのを警戒してのことだと思うが、この努力義務は難しい・・・なので、先台やマガジンキャップを別なところに保管しておくような話がでてくるんだよ、きっと。
有害駆除に参加してると「〇〇サンの畑の箱罠にイノシシ入ったから止め刺ししてきて」って連絡くるんだもの。弾を使い切ってたら対応できない。
だから「努力義務」なんだと思う。
よって、「銃と弾を盗まれても直ちに発射できない状態にしておく」ってのがそこそこよさげな答えになる(気がする)

拡大解釈

法を拡大解釈しすぎるとお縄になる可能性が。上記のは私の個人的な意見なので参考程度にとどめておくと良いでしょう。
こまったら担当の生活安全課に連絡しよう。
また、「努力義務だから罰則がない」と舐めてかかると「指示処分」や「取り消し」になることもあるのでくれぐれもご注意を。

2 COMMENTS

ラッキョ

「猟銃等」と表示されるように、猟銃の一種ですので「射撃技術の維持向上に努めなければならない」に該当すると思われます。

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