一人で解体 完結編

イノシシ

解体編が長くなってしまった・・・今回で終わるはず・・・

皮剥ぎへ

内臓類を食べるところと捨てるところに分けたら、「内臓出しまでのゴム手袋」から「皮むきからの手袋」に取り替える。
農作業なんかに使う厚手のゴム手袋からオペの時に使う使い捨ての薄手の奴に交換する。
ここからは肉や脂のような食べるところになるので私は交換している。
で、皮むき。なるべく皮に脂を残さないように慎重に皮を剥いでいく。あまり神経質にやると遅くなるし、毛根が脂に残るのでバランスが重要。解体がうまい人は皮剥ぎが異様なくらい上手である。
これは数をこなさないとなかなか上手にならないかも・・・

大バラシ

って呼ぶのかな?
前足だとか後ろ足だとかバラ肉だとかに大雑把に分ける作業。
イノシシの前足は間接ではなく肩甲骨のみで体にくっついているとか、ヒレは後ろ足の奥の方までつながっているとか、やってみないと分からないことが沢山あった。何事も経験だわ・・・

精肉

ざっくりとばらした後は、自宅に帰って細かくして保存作業。
真空パックがいいと思う。1日で食べきれる量ならともかく、冷凍した際に冷凍ヤケが減ると思う。
人にプレゼントする際も真空パックが便利。冷凍のまま渡すときれいなので喜ばれるはず。
私はハツはその日のうちにツマミにしてしまう。削ぎ切りして塩コショウで焼くだけw
簡単だがビールによく合う。
おススメだ。

終わりに

ながれはだいたいこんな感じなんだけど、上手な人に教えてもらいながら自分で実際にやってみるしかない。
何頭かやるとコツもつかめるし、だんだん早くなる。
猟期以外にイノシシをバラシてみたいとか、食べたいとかいった場合は有害駆除をやってる人に声をかけておくのが一番手っ取り早い。
当然、自分が駆除隊に入ってしまうのが一番だが。
そこら辺は入った支部に大きく左右される。駆除がない支部もあれば若手を敬遠する支部もあると思う。
支部を選ぶ際はいろいろな人の意見を聞いてから入会しよう。

コメントを残す